開始17分で相手の挑発に乗り、肘打ちをして退場した西尾はどれだけチームに迷惑を掛けたか。もっと冷静になって欲しいし猛省して欲しい。
試合は入りが非常に良く、自分達の良い時間帯で点を決める事もでき、上々の滑り出しだったのは間違いありません。
しかし10人になってからは防戦一方。あからさまにラインが下がり、ボールにプレッシャーが掛からなくなり弾くだけの戦いになりました。
よく耐えたとも言えるかもしれませんが、非常にメンタルが弱いとも思いました。
あそこまで急に全体が弱腰になり、中盤でのプレッシャーが掛からなくなり、最終ラインに吸収されてしまう。ボールを繋いで自分達の時間を作るとか、前掛かりの裏を突いてカウンターを仕掛けるとか、全部放棄してただ遠くへボールを蹴りだすだけ、というね。
正直、ちょっと弱すぎる…。中国相手だから何とかなったけど、韓国やUAE辺りにはあっさりやられていたでしょう。
選手でいくと松木ですね。もう彼一人が抜きんでていたと思います。世界で戦えそうなのは彼ぐらいかな。運動量もあり、仕掛ける事も出来るし、寄せも速い。
藤田に関しては、世間の評価と私の評価は全然違うのでアレで申し訳ないけど「上手そうに見える風」選手なんですよね。女子代表でいう長野風花と一緒です。ボールを持つと雰囲気のある感じはするけど、ボールを奪われないだけで試合を動かす事が出来ないタイプ。ただ居るだけの選手、というのが私の評価です。
中盤で顔を出す。ボールホルダーの出口となり、しっかり受けて味方に確実に繋いでいくだけでも劣勢から少し戻せるんですけどね、大体行方不明。
細谷は難しい…。スプリントはさすがだし、プレッシャーを掛ける時の雰囲気は凄いけど、ほとんど消えていました。もちろん彼一人の責任ではないですけど、もっと相手の裏を狙ったカウンターが欲しかった。細谷を活かせる人が居なかったとも言えます。
GKの小久保は初めて観ましたけど私は苦手なタイプです。シュートストップの反応は凄く、1対1のシーンも絶妙なタイミングで距離を詰めてブロック。彼のお陰で勝ったと言っても過言ではないぐらい、本当に獅子奮迅の活躍でした。
ただ…寝転びすぎ。キックが絶望的に下手。という2点ががが…。
特にボールを持つ時にゴロンとするキーパーを私は忌み嫌っているのですが、彼は序盤からずーーーーっとそれをやり続けました。
だから自分が好むプレイスタイル、という話になるのですが「私は苦手」というだけです。少なくともこの試合では松木の次に活躍した選手なのは間違いないので、それを否定するものではありません。
他に目立った選手でいくと、途中出場の藤尾ですかね。求められている役割を120％やってくれた感じがします。
ボールを持つと前に前に仕掛けるし、キープもする。あの推進力は良いですよね。ヘロヘロになった中国には相当効いたと思います。
序盤から優位だったのに1人減っただけで、あそこまでガラリと変わってしまうのはちょっと不安ですが、まずは幸先よく1勝できたのが何より。
西尾はとにかく猛省中の猛省をしてもらって、もっと冷静に戦う術を身につけて欲しい。
パリ五輪が掛かっているので、とにかくタフに戦い抜き、勝ち抜く。今、必要なのはそれだけです。
頑張れ！U23日本代表！！
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