2018 AFC U23 CS グループステージ 日本 vs 北朝鮮

グループステージ突破を決めた日本、メンバーを変更して最終戦。

目立った選手としては旗手。足元も上手いし仕掛ける事も出来るしパスもチャレンジ出来てました。三好と違って間で受ける事も出来るし、森保ジャパンには合いそう。
「一体どこの所属チームなのかしら?」と思いきや大学生とな! はぇー、そういう選手もいるんだね。

それ以外はどうでしょう。3バック、2ボランチは全員が北朝鮮のプレッシャーに負けてました。サイドバック2人は単純に下手。1トップの小松も一戦目と同じく、相変わらず裏の抜け出しとかボールを収めるとか出来ない、守備だけ頑張っているという感じ。つまりほぼ全滅に近い形で酷かったと思う。

でも、そういう中で3点を獲ったのは評価できます。

なかなか自分達のやりたい形が出せない中でのフリーキックからのゴール、2得点目は理想的な形からのゴール、3点目はPK。最年少の伊藤を賞賛する記事を見ましたが、それよりも旗手のチャンスメイクの方がもっと取り上げるべき内容だと私は思いました。

長沼ってサイドバックだったっけ?サンフレ時代をほとんど覚えていないのでよく分からない。
ドリブルで何度か沸かしてましたけど、試合を通してサッカーインテリジェンスに欠けるプレーだったと思います。フリーだから持てば良いのにスローインに逃げて、そこからボールを奪われるとか、「なぜそんな狭いところ?」という場所に突っ込むシーンが多くて、見ててイライラするプレーが多かったです。今後、サンフレッチェに戻って来れるのかしら?もう1つ2つレベルアップしないと難しいぞ。少なくとも今のメンバーだとスタメン落ちも已む無し。

森島もせっかくのスタメン(ボランチ)なのに相手のプレッシャーに晒されて消極的なプレーが多かったと思います。北朝鮮はボールホルダー、それからパスの受け手に対して相当なプレッシャーを掛けてました。そこを一つ外せればビッグチャンスに繋がるのだから生き残りを賭けて勝負して欲しかったとは思う。可もなく不可もなし、で終わりました。

3バックはこれまでのスタメン組と比べると明らかに落ちます。まぁ相手が違うので並列で語れないし、この北朝鮮が一番プレッシャーが激しかったのでそこを考慮する必要がありますが、それでも「ダメでしょう」と思う。前につけるパスはほぼミス、ハイボールの競り合いで負ける、(ボランチを含めて)セカンドボールへの対応が甘い、球際で負ける、相手のプレッシャーに負けてすぐに蹴りだす。

北朝鮮相手にここまでパニックになったら、1ランク上の相手には手も足も出そうにない…。

森島と同じボランチとなった伊藤は2アシストはしましたが、90分通してのプレーは見るべきものはありません。まだ森島の方が後半は良かったと思います。

左サイドバックの浦田は一戦目と同じく、出ていくタイミングとかパスを受ける態勢とかが全然出来ていなかったです。今後、代表に残っていくには厳しそう。

チーム全体がそうなのですが、相手の想定外のプレーをする選手が旗手以外に居なかったのが苦戦の原因の一つでしょう。そういう意味では井上や板倉が居れば、相手の寄せを上手くいなして守備バランスを崩す事が出来るのかな、と。

まぁそんな不満を持ちつつも守備のところは、北朝鮮にほとんど効果的な攻撃をさせていないというのは素晴らしかった。一失点目は副審が仕事してなくて完全なオフサイドだったにせよ、その前のプレーでボールホルダーに対するプレッシャーが甘かったという対応の拙さが反省点でしょうか。

その失点以外では(決定的な)シュートチャンスすら作らせる事もなく、しっかりと守備を遂行したという点で評価できます。

色々と良くない部分はありますが、それ以上に勝ち切ったという事と選手全員が試合に出てチームの底上げを図れたのは良かったと思います。旗手という有望株も見つかりました。

グループステージを抜けて、ここからはまた一つレベルが上がる相手になってきます。そういった相手に対してどれぐらいの事が出来るのか。楽しみです。


レシピブック(レシピ登録アプリ)
手書きノート(メモ登録アプリ)

投稿日

カテゴリー:

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です