第10節 川崎フロンターレ vs サンフレッチェ広島

なんというか…試合巧者?焦れずに我慢できるメンタル?意思統一された鉄壁の守備?

言い方はあれど、あの試合を素直に褒めるほど私のメンタルは我慢できなかったですな。

あまりにも早い時間に先制点が決まってしまったので、しっかり構えてからのカウンターというのは理解できますし当然の事かと。それはまさに試合巧者だと思います。

問題はカウンターを仕掛ける前に2本目、3本目であまりにもミスが多過ぎた事でしょう。そして相手に拾われて再度サンドバック状態の繰り返し。守り切るのではなくカウンターからの追加点が欲しかった、けど自分達のミスでそれをさせてもらえなかった、という結果がベタ引きの跳ね返すだけのサッカーになったのだと思います。

普段リズムを作る人間、流れを引き寄せる人間があれだけパスミスを繰り返したらどうにもなりません。人数を沢山並べて相手のパスの隙を突いてしてかボールを取れない広島の守備であれば、ボール回しの上手い川崎相手にボールが取れないのは自明の理。最後を割らせなかったのは林のナイスセーブと運ぐらいのもので、たまたま今節はそれが出来たというだけだったと思います。

という事で、今節は2015年初めて「選手が悪かった試合」認定となりました。

もちろん疲れはあると思います。そこで粘り強く守って敵地で勝ち点3を持って帰った事は大きい事だし、考えうる最大限の結果を残したのは賞賛あるのみです。

しかしカウンターの精度の低さは猛省しないと、次にこんな試合になった時は守りきれるとは思えないし、仮に追いつかれたら精神的にダメージが甚大で逆転される可能性の方が高そうです。「守りきれた」事と「勝利した」事よりもボールを奪った後の展開の拙さをよくよく考えて欲しいな、と。ま、もちろん考えてるでしょうけど。

という事で気になった選手ですが、まぁ青山ですよね。相当お疲れさんだったのか、とにかくパスミスが目立ちました。カウンター狙いでボールを持った瞬間にロングボールを蹴って相手に渡す、という事を繰り返してましたが、カウンター一辺倒ではなく、もう少し自分達の時間を作るためにパスを回すという選択肢も入れるべきだったと思います。塩谷しかり、カズしかり、水本論外。

あとはミキッチですねぇ…。とにかく守備ががががが…。あれだけ守備に傾いてしまったら早めに清水の投入でも良かったように思います。

浅野は相変わらず凄い。難しいボールもしっかりとマイボールにして何度もチームを救ってました。野津田も短い時間でしたが投入された役割を理解して走り回ってたと思います。

森保監督、今回も良い采配だったと思います。が、そろそろ先発メンバーの見直しをしても良いのでは?カズの代わりに丸谷であればもっと動き回ってくれると思います。そして寿人。決して悪くないと思いますが、現代サッカーで守備をしないFWはやっぱりチームが不利になります。たまに後ろから狙ったりしますが、やはり東京の武藤や名古屋の川又のように90分間献身的に動ける選手の方が先発に相応しいかと。

もちろん寿人はチームの顔だし、最終ラインでの駆け引きはいまだ一級品だと思います。寿人のゴールはやはり広島サポーターにとっては一番テンションが上がるでしょう。が、現状を考えると浅野の方が相手にとって脅威になれると思います。

寿人、カズ、水本。
古参を外すのは勇気が要る事だと思いますが、チームの活性化や健全なる競争、進化を促すには必要なことです。英断を求む!

久し振りに攻めに攻められゴール前に張り付いたまま耐えるだけの試合を見ました。
不満はあれど、勝ち点3を取れたのは大きいという事実。これだけは変わりません。

上位チームがこけてくれるまでとにかく頑張って勝ち点を重ねていきましょう。頑張れ!サンフレッチェ!


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