第2節 アルビレックス新潟 vs サンフレッチェ広島

薄氷の勝利!
最後、角度的にオフサイドに見えましたが、とにかく勝ち点3を取れた事。まずはここが重要!良くやってくれたと選手を称えたいと思います。

恐らく他の人が観たら試合はつまらないものだったのかな?と思います。せっかく相手が10人になったのに広島何やってんの?攻撃が魅力なんじゃないの?

確かに相手が一人少なくなったのだから、守備に一人余らせるのではなく積極的に攻撃にいくべきだったと思います。が、恐らく新潟、というより柳下監督が広島対策を得意とする人だからこういう試合になってしまったんだと思います。思えば昨年のアウェイでも良い所なく敗れ、柳下監督が磐田の監督の時も前からのプレスによって広島の攻撃を無力化されてました。

だからこそ柳下監督率いる新潟にとって「お得意のボーナスゲーム」を落としたのは痛かったんじゃないでしょうか。特に前半の早いうちに一人退場したのは完全にプランが崩れたでしょう。それまではブルーノ・ロペス、田中達也両選手からの積極的なチェイスによって新潟のペースでしたから。11人対11人だと今年も負けてたかな…ハハハ。

広島としては相手が10人になった段階で、多少無理して先制点を狙って欲しかったところですが、陣形が崩れてカウンターで失点というリスクが怖くて出来なかったのでしょう。特に守備が堅い新潟ですし。悪くないけどそこまで良いプランでもなかったと私は思います。

ところでこの試合では千葉ちゃんが思いだしたように積極的に縦パスを入れてましたね。やっぱり古巣相手で燃えてたんでしょうか。何にしろ燃えてくれるのは良い事です。水本はちょっと調子が良くないかな。なんか守備の強さが見られません。マークに付いていたキム・クナン選手を簡単にフリーにさせて高いヘディングで1点返されてますし、イーブンのボールでも守備の上手さが見られません。「今年は攻撃もやるぞ!」と変に気持ちの重心が前に行っちゃてるのかなぁ。

塩谷は悪い意味で落ち着いてきたかも。もうちょっと積極的に前にボールを出していって欲しい気がします。

サイドは山岸、清水という現状のベスト。山岸はコンディションが良くなってきたのが分かります。後半、清水→石川となって左サイドに移動しましたが、やり慣れてるポジション故か、かなり躍動してました。というよりクロスの入れ方が絶妙。「そのタイミングで入れますか」に寿人がガッチリ合ってるんですよね。やっぱりクロスの質では清水よりも山岸ですわ。となると、左サイドは相当安泰。清水と山岸で回せるし、どちらが出ても質の高いプレーをしてくれます。

石川は…ダメでしょう。ゾンビのようにピッチを彷徨ってただけだったと思います。正直右サイドはミキッチの復帰次第、それから新たな補強、もしくは誰かのコンバートというチャレンジの方が光明が見えてきそう。

青山はこの試合では封殺されましたね。これも柳下監督の采配だろうけど、さすがです。

さて、本当に苦しみましたが何とか勝ち点3を得る事ができました。
これで少しは気持ちも軽くなると思います。次はホームで鹿島。広島の試合後、後半から「鹿島 vs 仙台」を観ていましたがかなりエグいです。前線のダヴィ、大迫、ジュニーニョの個人能力の高さに加え、野沢、西のクロスの質。チームとしてのまとまり。攻防一体となった強い鹿島が帰ってきてました。

しかし今季の広島はホームで未勝利。
是が非でも勝ちに行って、2連勝を狙って欲しいです。頑張れ!サンフレッチェ!



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