ゴーイングマイホーム 最終話

「最終回、良かったね~」というメールが友達から来て、初めて最終回だったと知りました。「お父さん死んじゃった。最後どうなるのかなぁ~。」と来週を心待ちにしていた私のアンパンマン!(顔的に)

それにしても本当に良質なドラマでした。
色んな家族が居て、それぞれ小さな不満を感じながらも小さな幸せを見つけて日々を過ごしていく様子を淡々と描いていく。ドラマチックな出来事なんか全然起きないのですが、それが逆に心地よく、ささいな日常をずっと見守っていたい気持ちにさせてくれました。

棺で眠る父親の髭を触った瞬間、子供の頃に一緒に遊んだ想い出が甦るシーン。「後悔」という言葉にポジティブな意味もあるんだね、と考えさせられました。

宮崎あおいが長野に帰る間際の「来年もクーナを探すイベントが11月にありますよ」という台詞に「もちろん行きますよ。もうちゃんと予定入ってますから」という自然な笑顔で応えるシーン。初めて会った日の険悪な関係が氷解してホッコリした気持ちに。

そして宮崎あおいと西田敏行の長野に帰宅してからの掛け合い。凄く良かったですね。家族なんだなぁ、という居心地の良さを感じました。

父親の死で一つの区切りがつきましたが、これからも日常が続いていく。そういう終わり方でした。

私の中では「白い巨塔」と対極にあるホームドラマの最高傑作だと思います。
これはDVDボックスが欲しくなるなぁ…。



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コメント

“ゴーイングマイホーム 最終話” への4件のフィードバック

  1. 紫小唄のアバター
    紫小唄

    終わっちゃいましたね、らしくたんたんとw
    お通夜の夜で一人棺を前にしてなみだぐむシーンは
    10年前、父親のお通夜にやはり小さい頃を思いだして
    コッソリ涙した自分を重ねてしまいました。

    それぞれの思いとか悲しみとか、ささやかな喜びとか、幸せとかが
    たんたんと暖かい目線で描かれていてとても心地よく
    毎日を大事にしようと思わせてくれる佳いドラマでした。

    視聴率が悪かった?それが何か?ですねw

  2. ティコのアバター

    > 紫小唄さん
    何もドラマティックな事が起こらないからこそ、色々自分と重ね合わせたりできるんでしょうね。
    見終わった後でも「あぁ終わった…」という感想より「これからもこうやって生活が続いていくんだろうな」という不思議な感覚に囚われました。

    視聴率?なにそれ?美味しいの?(゚∀゚ )
    というより、大多数の人がこのドラマを観ていなかった事に「もったいないな~」という思いがしてなりません。出来る限り大勢の人に観てもらいたいと思います。

  3. べぃじゅのアバター

    DVD買ったら貸してー!!v(≧∇≦)v

  4. ティコのアバター
    ティコ

    > べいじゅさん
    いいですよー!(・∀・)
    新作1泊250円なので何日でもお貸しします。30日ぐらいお貸しします。

    本当、観てほしいです。淡々として眠くなるかもですけど。

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