「最終回、良かったね~」というメールが友達から来て、初めて最終回だったと知りました。「お父さん死んじゃった。最後どうなるのかなぁ~。」と来週を心待ちにしていた私のアンパンマン!(顔的に)
それにしても本当に良質なドラマでした。
色んな家族が居て、それぞれ小さな不満を感じながらも小さな幸せを見つけて日々を過ごしていく様子を淡々と描いていく。ドラマチックな出来事なんか全然起きないのですが、それが逆に心地よく、ささいな日常をずっと見守っていたい気持ちにさせてくれました。
棺で眠る父親の髭を触った瞬間、子供の頃に一緒に遊んだ想い出が甦るシーン。「後悔」という言葉にポジティブな意味もあるんだね、と考えさせられました。
宮崎あおいが長野に帰る間際の「来年もクーナを探すイベントが11月にありますよ」という台詞に「もちろん行きますよ。もうちゃんと予定入ってますから」という自然な笑顔で応えるシーン。初めて会った日の険悪な関係が氷解してホッコリした気持ちに。
そして宮崎あおいと西田敏行の長野に帰宅してからの掛け合い。凄く良かったですね。家族なんだなぁ、という居心地の良さを感じました。
父親の死で一つの区切りがつきましたが、これからも日常が続いていく。そういう終わり方でした。
私の中では「白い巨塔」と対極にあるホームドラマの最高傑作だと思います。
これはDVDボックスが欲しくなるなぁ…。
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