ワールドカップ3次予選の前の貴重なテストマッチ。フレンドリーマッチ?
ザッケローニ監督の意図って素人目に見ても分かりやすいから良いですよね。核となる人間を残して控え+システム面のチェック。後半はレギュラー組を下げてほぼ控えだけでの戦い。試合内容はまぁ2の次として良いんじゃないでしょうか。
試合はなんとなくJ1上位vsJ2下位の天皇杯という感じ。ベトナム側にジャイアントキリングを狙ってテンションアップの補正がかかっている辺りもそんな印象を抱きました。
その補正がかかっている分?ベトナムはなかなかに曲者でしたね。一人一人が囲まれても奪われないし対人で負けない強さがありました。逆に日本は囲んでもボールを奪えないのでなかなか完全に自分達のペースに引き込めませんでした。もちろん試合は終始主導権は握っていたし危険なシーンも2度ぐらいしか無かったのですが。
ベトナムはもう少し成熟してくると危険な相手になります。多分そのあと一歩が恐ろしいほど遠いんでしょうけど。
さて、槙野のお陰でフル出場できた李。最低限の仕事は果たしてくれましたね。なかなか最後のところにボールが出てこなかったり、周囲に味方がいなかったり持ち味を出し辛かったかもしれません。ヤル気が空回りして単純なトラップミスやパスミスもしましたが、まずは得点おめでとう。
そして沢山のファン、マスコミをプレーではなく交代枠でがっかりさせた槙野。相変わらず目立つなぁ。でも動き自体は槙野らしい攻撃的な面も観れて楽しかったです。早く自分のチームでもレギュラー獲れると良いのにね。
その槙野の足攣り?で交代の目を潰されたハーフナー。貴重なアピールの場を失って残念でした。でもあの高さは今までにない武器なのでもしかしたらぶっつけ本番で途中出場もありそう。ただ、新しい話題づくりの為に「ハーフナー」推しをあちこちで見かけるマスコミに対しては「ナイス槙野!ざまーみろマスゴミ!」と思ってしまったのは私の不徳の致すところ。
香川は良くなかったですね。キレのあるドリブルも見られないし、囲まれて奪われるシーンもチラホラ=判断が遅いんでしょう。ちょっと不安。
逆に長友、藤本はキレてましたね。長友のスピードは脅威。あれだけのパフォーマンスを見せられるとなかなか代わりの選手は出番が無いなぁ。細貝も良かったです。あの人は運動量だけ、と思ってましたが今回はしっかりと繋ぎ役、顔出し役、潰し役とグローバルな活躍をしてくれました。
後半に入るとグズグズ度が増しましたが、特に阿部は何で出てきたのか意味が分からないぐらいダメでしたね。今のままだと他の選手にチャンスを与えた方が良さそう。
試合自体は見所も少なく日本の強さを見せるまでには至りませんでしたが、選手の見極めという点では色々収穫があったのではないでしょうか。タジキスタン戦は相手がガチガチに守りに来て点が入らない厳しい戦いになるでしょうが、焦れずに戦ってもらいたいです。大丈夫、選手層は格段に上がりましたから。
コメントを残す