第11節 サンフレッチェ広島 vs 横浜F・マリノス

青山・水本と欠く今節。
相手はサンフレッチェと同じく無敗、好調な横浜F・マリノスです。

前半から試合を支配するのはサンフレッチェ。いわゆる良い時のサンフレッチェ。
相手のスペースを突いて前へ前へと攻めていきます。

前半17分にはミキッチのクロスを佐藤寿人がヘディングで李の足元に落とすと、それを李が豪快に決めて先制。

そして圧巻の33分。李がPA前でボールを持つとそのままドリブルで持ち込んで2人をかわし、最後は中澤選手もかわしてシュート。個人技で2点目を奪います。

そのまま2点リードで終えれば良かったのですが、終了間際に中村俊輔選手のコーナーキックのボールを飛び出していった西川が触れず、そのまま中澤選手のヘディングによって一点を返されます。

後半、森脇が相手選手の決定的チャンスをファールで止めてレッドカード。残りの30分を10人で戦う事になります。

数的有利のマリノスは前への圧力を強めますが、サンフレッチェもガッチリ守ってカウンターを狙います。マリノスの攻撃はセットプレイ以外はそんなに怖いものではなく、逆に数的不利のサンフレッチェはボールを奪ったら手数を少なくしてのカウンターで一気にマリノスのゴールまで迫ります。

そしてそれが見事に決まるのが後半22分。
前線に残った李がボールを受けるとDFを引き連れてドリブル。空いたスペースにムジリが走りこみ、李は相手を充分引き連れてからムジリにパス。フリーで受けたムジリは出てくる相手GKの動きをしっかりと見て、落ち着いてゴールを決め3-1と突き放します。

この3点目でかなり楽になったサンフレッチェ。冷静に守備をします。

ところが中村選手が放った、早いけど何でもないシュートを西川が後ろに逸らしてしまい、まさかの失点。

「あと一点」と勢いづくマリノスでしたが、最後は1年以上振りの盛田を導入して見事に試合をクローズ。後半はバタバタしてしまいましたが、是が非でも勝ちたい試合をしっかりと獲ったサンフレッチェ。もう良くやった!としかいえない完勝だったと思います。

さて、選手ですがまずは西川。楽な試合を難しくしてしまった張本人だったと思います。1失点ならまだしも2失点とも絡んでしまいました。ただ、それでもめげずに前に出ていく姿勢を評価してあげたい。次は絶対無失点で!

森脇はレッドカードについては残念でしたが仕方なかったでしょうねぇ…。しかしそれまでのプレーはさすがの一言。小野選手にも負けないし、良い場所での守備、前に出てからのパス。本職の場所だけあって安定感がありました。

森崎ツインズはもう凄いとしか言えない。
後半の劣勢の時にも素晴らしい危機察知能力でボールを奪うと、前に蹴りだすだけでなくしっかりとキープしてドリブルで持ち出し、味方にパスをして何度もチームを救っていました。

李と佐藤寿人のコンビはどんどん熟成されています。ゴール前での二人のアイデアの共有は完成の域に近いかなと。それから李が相変わらず調子良いですね~。あの個の力はサンフレッチェにとって良い武器となってます。

それから評価の低かった横竹。この試合でも何度も守備のミスがあったり、ボールを奪われたりしていましたが、それ以上にチャレンジしている姿勢を評価してあげたい。ドリブルも仕掛けるし、前線へのパスも出していました。少し見直しましたが、まだまだ水本、森脇の領域には遠いかな。でも良く頑張ってました。

盛田は久し振りの登場。いきなり本番だったらしいですが、無難にこなしてました。彼もこれから調子を上げて良いラーメンを作ってくれるでしょう。いや、気の利いた守備をやってくれるでしょう。

高萩はイエローカードを貰いに交代で入ってきた感じ。あんまり交代で入った意味が無かったですね。やはり高萩は先発でムジリを途中交代の方が良いような気がします。そのムジリもほとんど目立ちませんでしたが、トップに上がっていきなり結果を出してくれたのは凄い。

まだ数試合しか終わっていませんが、サンフレッチェはしっかりと上位に食らいついています。それも負けなし。

これはしっかりと評価してあげたいですが、次節は水本、青山に加えて李と森脇も出場停止となります。正念場となるでしょうが、ここを乗り切れば本当に戦えるチームになると思います。

見事連勝を飾って勢いをつけてもらいたいところです。


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