第1節 サンフレッチェ広島 vs ベガルタ仙台

いよいよ始まったJリーグ。
開幕戦となった仙台戦はお互いの痛み分けといったところでしょうか。

仙台のスタメンを見た時、「えらく陣容が豪華になってきてるなぁ」と思いましたが試合もその通り、サンフレッチェが主導権を握るというより、流れが行ったり来たりしてました。

特に前半の仙台はマルキーニョス選手の鬼キープ力もさることながら、選手達が流動的に動き、ボールをどんどん回されサンフレッチェが翻弄されていました。逆にサンフレッチェは最初の20分ぐらいまで固さが見えるというか緊張感からか、とにかく前にボールを蹴りだすだけでボールが全く保持できる様子はありません。

それでも徐々に固さが取れたサンフレッチェもボールをキープできるようになりますが、やはりパスミスや連携が合わず乗り切れない印象。

後半に入ると多少サンフレッチェの時間が増えて、ゴールに迫るシーンも見られるようになりました。その証拠に前半あれだけ目立っていたマルキーニョスの存在がほとんど消えてましたから。

じゃあ完全にサンフレッチェのペースかというとそうでもなく、最後の一歩を崩しきれず、また決め切れず。逆にパスを奪われてからの危険なシーンも作られましたし、守備の呼吸が合わず相手にボールを取られるという危険なプレイも散見しました。

試合は結局そのままタイムアップ。
お互い「あの場面で決めていれば…。」という多少悔やまれる内容で引き分けとなりました。

全体を見た限り、イーブンボールの競り合い、浮いたボールのヘディングの処理等、ボールに対する執着心という点では贔屓目に見てもサンフレッチェの方が良かったと思いますが、本来のコンビネーションからはまだまだ遠いかな、と。でも初戦ですからこんなもんかな?とも思います。

むしろあれだけ決定的なミスをしてよく失点しなかったなぁ、と西川に感謝。

仙台側からしてみても「勝てなかった」という感じの内容だったと思います。それぐらい前半は素晴らしい出来でした。後半はサンフレッチェも持ち直してイーブンでしたが、「決め切れなかった」事を覗けば内容は満足できると思います。

という事で個々の選手に目を移すと西川を始めとする守備陣はよく無失点で抑えることが出来ました。攻撃陣も頑張って守備してたのでチーム全体としては合格だと思いますが、

まず森脇は酷すぎましたね。とても日本代表といえるレベルではないし、チームへ掛けた迷惑は計り知れないものです。「さぁ行くぞ!」という場面でボールを相手にプレゼントして全員が慌てて戻るというシーンを一人で何度作った事か…。
最近何かと目立ってしまって、少し気持ちがフワフワしてるのか緩んでいるのか知りませんが、今回の内容を猛省してもう一度熱い良太を見せて欲しい。

それから水本は無難にこなしてましたが、まだ馴染んでいる風ではなかったですね。頑張って動きを合わせてる、みたいな。でも悪いわけじゃないので、これからだと思います。

青山はさすがの青山。厳しい時の視野も広かったですね。佐藤寿人がいれば2~3度はホットラインが見れたと思うのに残念。

交代で入ったムジリはシャドーと呼ばれるポジションの名前の通り、殆ど日の目を見ることなく試合の影となってましたね。まだ一試合ですが、正直彼は必要なのか?と思いました。相手が疲れている後半に出すなら山崎とか前線を動き回れる人間の方が良い気がしました。

李はガムシャラの中にも冷静さが見れて良かったですね。
しっかりとポスト役もこなせたし、ボールが収まってました。前線からの守備もやってましたし、佐藤寿人が戻ってきた時にどうなるのか楽しみです。今の李をスタメンから外す理由は無いので、高萩か森崎浩司のどちらかかな?でも高萩と浩司も良く動いてましたから悩ましいですね。

という事で初戦、勢いをつける勝ちは奪えませんでしたが、2011年のサンフレッチェは何となく2010年よりもやってくれそうな気がしたので、来週からまた楽しみです。

でも来週は大宮かぁ…。鈴木監督ですよね、なんか嫌だな。怖いなぁ。


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