第8節 アルビレックス新潟 vs サンフレッチェ広島

えー、やはり私がライブで観戦すると苦戦するようで…。

 

連戦に次ぐ連戦でかなり疲弊した中で迎えたJリーグ新潟戦。

試合開始前の円陣の後、サンフレッチェの選手が笑ってたのが印象的でした。
人によっては受け取り方が違うでしょうが、私には「よっしゃ!サッカー楽しもうぜ!」というポジティブな、チームとしての一体感を感じられて良かったです。

 

試合の方ですが、体力がある内に先制点を奪いたいサンフレッチェ。新潟の選手が慣れていない序盤という事もあり、一気に攻め立てます。

開始5分、高柳のシュートがキーパーとバーに弾かれたところを抜け目なく狙っていた佐藤寿人が決めていきなり先制点を奪います。まさしくプラン通りといったところでしょうか?

しかしここから新潟の猛反撃が始まります。
前線からしつこく追い回し、苦し紛れに出したパスをカットして一気に攻めてきます。

普段は前が食いついた所で、空いたスペースに人が入り込んでパスを受け、上手く相手をいなして逆に攻めていくサンフレッチェですが上手くいきません。テレビ画面では見えないのですが、解説の人が「サンフレッチェは前線に5人張り付いてますが、どうしてでしょうか?」と言っていたので、降りてきてパスを受ける人がいないのでしょう。DFもパスの出し所がなく、相手にどんどんプレッシャーを受けて前にロングボールを放り込むしかないみたい…。

まぁ普段ならイライラしてしまう私ですが、今回ばかりは仕方ないかな、と。苦しいだろうけど頑張って!としか言えません。いや、充分頑張ってくれてるのですが…。

 

新潟はそんなサンフレッチェを見透かしてか、とにかく前線からハイプレッシャーを仕掛けて、徐々に自分達のペースに持ち込んでいきます。特に9番のチョ・ヨンチョル選手が大車輪の活躍。私の森脇も止めあぐねていました。(その上、負傷退場に追い込んでくれたし!)

そんな中、遂に新潟のハードワークが実を結びます。相手のクロスボールが反対サイドまで流れていき、そこに飛び込んできたチョ・ヨンチョル選手が決めて失点。試合を五分に持ち込まれてしまいます。

 

後半も同じような展開。
猛攻に耐えつつ隙を見て攻めるサンフレッチェと前線からのハイプレスで自由にパスを回させず自分達のペースで試合を進めるアルビレックス新潟。

恐らく応援していない人にとってはわりと退屈な展開だったかもしれませんが、応援する側にとってはキリキリと胃が痛い内容。

 

そして後半23分。マルシオ・リシャルデス選手のシュートがサンフレッチェの選手に当たって不運な失点。遂に勝ち越されてしまいます。

サンフレッチェにとっては重い重い失点。

私はこの連戦の疲れが相当溜まっているでしょうから敗戦を覚悟しましたし、このチーム状況じゃ仕方ないと思っていました。

 

ところが選手は違いました。

勝ち越しを決められた後半30分過ぎから、とにかく攻めます。決定的なチャンスを何度も迎えます。選手が走ります。玉際を負けじと激しくいきます。

ドラクエだったら赤色で表示されるであろうHPしかないのに「絶対に負けない!」という意思がチームを走らせます。もちろん勝ち越しをした新潟の選手が無理に攻めなくなったというのもあるのですが、それがサンフレッチェに勢いを与えてしまいました。

 

これだけ見せてもらったら充分!本当に良くやった!と思ってましたが、最後の最後、ずっと右サイドで頑張っていた山岸がゴール前に飛び込んで、最高のタイミングで出てきたパスを冷静にゴール左隅に決めて同点!

 

ほ ん ま 涙 が 出 る わ 。

試合はそのまま終了。この過密日程の中、最後まで戦ったサンフレッチェは遠い新潟の地で貴重な勝ち点1をもぎ取りました。

試合終了後、同点に持ち込んだ喜びよりも「とにかく疲れた…」と呆然と立ち尽くすサンフレッチェの選手達。それを見て「本当によくやってくれた」と、とにかく感謝とか労いしかありません。

 

次はまた直ぐにACLの最終戦が待っています。
予選突破は出来ませんでしたが、ここまでサンフレッチェを強くしてくれたACLに感謝を込める意味でも、そして来年もう一度やってやるという意思を込めて戦ってもらいたいですね。


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