広島、晴れのち晴れ

2017 第26節 サンフレッチェ広島 vs ヴァンフォーレ甲府

【朗報】ヨンソン、交代枠を使えた!

後半、試合を動かす為に交代枠を使うとは思いもよりませんでした。しかも攻撃的な采配というのも驚いたし、そのフェリペがバッチリと当たって値千金の決勝弾というのも嬉しいビックリ。

しかもしかも、上位セレッソ相手にまさかの勝ち!これは望外!引き分けでも御の字と思っていた事に加え、ライバルの試合結果からも最高の週末となりました。ガンバ、神戸、鳥栖の西日本チームにも感謝!

セレッソは先週見たような決定力もパス回しも見られなかったです。
果たしてそれがサンフレッチェの守備の賜物なのか。正直どうだろうかな?という疑問符は付くものの、攻守の切り替えの速さ。これは間違いなく良かった。そこでセレッソのカウンターを封じ込めたのが功を奏したのでしょう。とすれば、チームとして良い仕事が出来ていたと思います。

とはいえ、前半は酷かった。ハイライトを見てもセレッソばっかりなのも頷けます。決定機はほとんど作らせてなかったものの、攻撃はいつものように明らかに停滞。前半終了間際、杉本のシュートが入っていれば結果は全く違ったものになっていたでしょう。そういう意味でも(高橋の伸ばした足がボールに当たるという)神懸かり的なラッキーがチームを救ったとも言えます。

一転、後半で先に動いたヨンソン。
チームに落ち着きはもたらすが、攻撃に勢いが出ない柴崎に代えてフェリペという選択。フェリペという選択について考えるよりも「勝ちに行くため」の交代をしたヨンソンの方にビックリ。

そしてそのビックリも冷めやらぬ間に、フェリペが大仕事を果たしました。
DFがギリギリ届かない絶妙なパスをパトリックに通してからの全速力で前線に駆け上がり、相手DFとキーパーの裏をかく、まさにゴールマウスにパスをするようなシュートで先制点を叩きこむ。あのキム・ジンヒョンが全く反応できず見送るしかないという、地味だけど芸術的なシュートでした。

その後は何度もセットプレーを与えてしまったのが課題ですが、あの交代がまさに明暗を分けたといっても過言ではありません。地蔵かと思ってましたが、交代枠使えるじゃん。

フェリペはこれがきっかけで、噂でしか聞かない上手いプレーを試合で出せるようになると心強いですね。

それにしても青山が退いた後で当たり前のようにキャプテンマークを巻いてた水本。よく恥ずかしげもなく巻けるな。今節でも守備が緩すぎてイライラマックスでした。なんであそこまでボールホルダーに寄せれない人間なの?得点にならなかっただけでPA内では杉本に振り切られてシュート打たれるし、なんでもないロングボールでも相手にキープされるし、見ていてまぁキツイ。

今のサンフレッチェだと千葉も含めてセンターバックは本当に弱いと思う。一人は佐々木が居るから希望はあるけど、もう一人強力なセンターバックが欲しいなぁ…。

さて、順位の話をしましょう。
まずは降格圏脱出!これが大きい。今節は勝ち点が0か1と思っていましたが、まさかの3。これで大宮、甲府を勝ち点で抜いて堂々の15位。

次節、清水に勝てる事が出来れば札幌の結果次第では14位に上がるし、清水とは勝ち点差2に縮まります。
逆に負けるとまた17位に戻る可能性が出ます。天国と地獄とはこの事。何がなんでも勝ちにいかなくてはいけません。

他力本願上等。札幌、甲府、大宮には負けてもらうように祈ります。そしてサンフレッチェ広島の選手は他会場の結果など気にせず、とにかく全力で勝ちを目指してほしい。高望みはしません。少なくともあと2試合、清水と札幌には勝ち切ってほしい。後は点をやらないようにしぶとく勝ち点を1でも稼いでいけば残留は見えてくると思います。

とにかく連勝が欲しい。フェリペ、チームを救ってみせてくれ。頑張れ!頑張れ!

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