2022年 天皇杯決勝戦

多分勝てた試合でしたが、前半45分を相手の要求通りにしてしまったのが全てだったような気がします。ヴァンフォーレ甲府の「一念突破」にやられました。

出足の鋭さに後手を踏む広島は前半26分にセットプレーから先制点を奪われます。このまま前半は何もできなかった広島ですが、後半から選手を入れ替えてギアチェンジ。

圧倒的にボールを支配してゴールに迫りますが、甲府の堅い守備を崩せず、ブロックの外でボールを回す時間が続きます。

敗戦濃厚の中、PA内でエゼキエウのヒールに反応した川村が角度のないところから豪快なシュート。後半の40分にギリギリ追いつきます。

失点のショックを受ける甲府に対して勢いがつく広島。この勢いなら逆転もある!と思った矢先、エゼキエウが負傷。何という不運…。こんな時にこんな事ってあるの…マジで?

これで勢いがそがれた広島は延長に望みを託します。

延長でも地力で勝る広島が圧倒的にボールを支配するも甲府の集中力は切れず。

それでも114分にPKを獲得した広島。
これを決めさえすれば勝ちは決定的と思われましたが、これを満田が外します。

そのままPK戦に突入すると、値千金のゴールを決めた川村が外し、甲府は全員が決めて終戦。

同点弾からのエゼキエウの負傷。
ここまでチームを引っ張ってきた満田のPK失敗。
ギリギリでゴールを決めて望みをつないだ川村のPK戦失敗。

神様から、まだ一歩足りないと言われた気分です。


それはともかく、最後までクリーンで熱く激しい、決勝に相応しい素晴らしい試合だったのは間違いないです。甲府としても選手を取られてきた広島相手に優勝をしたというのも喜びひとしおだと思います。

もうここは悔しさをグッと堪えて、甲府の優勝を称えましょう。おめでとうございます。優勝に相応しい素晴らしいチームでした。


敗者は語らず、ですが自チームについてはちょこっと語りたい。

まず満田と川村。泣く必要なんかない。見てる側からしたらただただ、ありがとうとしか言えません。

彼らの頑張りがないと決勝まで来てないし、最後までハラハラできなかったです。

決勝点になるはずだったPK。
疲労を考えても途中出場のピエロスやナッシムに任した方が良かった、という結果論ですが満田はどうしても自分で決めたかったのでしょう。

結果として、勢いがない置きに行ったボールを止められました。

このPKの事はしばらく後悔が続く事でしょう。でも、この時の悔しさが次のステージに向かわせてくれると思えば価値はあります。これを糧にして来年また頑張ろう。(の前にルヴァン決勝戦があるんですけど…。)

川村も見事なゴールを決めて優勝への道筋を繋いでくれました。

最後まで足を止めず、本当によく走ってくれました。最後のPK戦は仕方ない。そこまで行った時点で甲府の思惑通りだったと思うし、それまでに決める事ができなかったチームの責任です。

ルヴァンでも活躍を期待しています。


ここからはちょっと苦言。

大迫はもうちょっとPK練習した方が良いと思います。5本あった中で4本、反対方向に飛ぶって…。そりゃ止めれる訳がない。

大迫にはPKを止めるイメージが全く無いから、PK戦ってなった瞬間に少し諦めました。相手は既に試合中に一度止めてましたし。

最近はドウグラス・ヴィエイラが先発してますが、絶対に後半途中からの方が良いと思います。

野上は何で出てきたん?サイドバックで出てくるも後ろに戻すばっかりだから途中で塩谷とポジションチェンジさせられる始末。後ろに入ったら入ったで、今度はGKへのバックパス。もっと勝負してよ。守備も攻撃も全部保守的。浅野にチャンスを与えて欲しい。

荒木もいつも通りでした。空中戦特化(しかも弾くだけ)で、足元や相手の裏抜けに全く対応できない。私の中ではちょっと前から住吉待望論。


それにしても、紙一重だっただけに悔しさの残る敗戦となりました。

もし勝てていれば、その勢いでルヴァン杯決勝にも向かえたのでしょうが、この敗戦ではちょっとメンタルがやばい気がします。

上手く切り替えていければ良いのですが…。

ここまで積み上げてきてくれたチームですから、こちらとしては感謝しかありません。どんな結果になろうとも精一杯応援あるのみです。

頑張れ!サンフレッチェ広島!


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