2018 第20節 サンフレッチェ広島 vs 湘南ベルマーレ

限りなく負けに等しい引き分け。

それ以外の何物でもないと思う。

時間の使い方、ゲームの終わらせ方があまりにも稚拙すぎて…。

パトリックはなぜ敵陣内で時間を潰す選択をしなかったのか?なぜあっさりとシュートで終わり、相手に時間を与えるのか?林は最後のオウンゴールの時にしっかりと声掛けをしたのか?なぜ味方がフリーなのにロングボールを蹴って相手に攻撃のチャンスを与えるのか?

これは弱いチームの典型のパターンじゃないですか。あまりにも余裕が無さすぎる。

パトリックは同情の余地はあるでしょう。あまりにも疲れすぎてた。最後はボールも追えないし競れていなかったし、周りも見えてなかった。この酷暑の中、最前線で走り回ってくれた彼に対してこれ以上のタスクを与えるのは酷でしょう。

冷静になればパトリック、ティーラシン、川辺で充分ボールを回せるので相手が嫌になるぐらいボールを回せば良かったはず。カウンター狙いは悪くなかったけど、相手に対応された時に可能性のないシュートで終わらすのではなく、ボールを回して敵陣内で試合を進めるやり方が必要でした。

まぁ結果論なので、もしかすると何回かあったカウンターを一回でも決めていれば勝負は決まっていたはずです。ただ、足元が覚束ないほど疲れ切っていたパトリックを見てやり方を変える柔軟性は欲しかったとは思います。

それよりも林と和田の対応よ。
酷すぎでしょ、あれは。広島の現在のウィークポイント全員が関わったオウンゴールに今節は集約されると思う。

千葉がハンドで与えたPKと同じようにクロスに対するボールを触れず後ろに流してしまい、中途半端に出てきた林と「キーパーに返そう」という和田の意思のズレ。あれで失点はキツい。

前線、中盤が守備を頑張ってくれるので破綻は無いものの、1対1のシーンになると顕在してしまう守備の弱さ。まさにそれが良く出た試合だったと思います。

和田はキレもないしパスミスも多い。これもパトリックと同様、疲れすぎているためコンディションが落ちているんだろうなぁ…という同情の余地はあります。

問題は林と千葉。林はPK以外のシュートストップが見ていて不安。もちろん今節はほぼ完璧なプレーだったと思いますが、最後にあんなオウンゴールを与えるのはダメでしょう。「繋がなくても良いんだ!」という解放感からか、とにかく簡単にロングボールを蹴りだしてしまう。時間を考えれば、ボールを繋いで時間を進める方が遥かに勝率が上がるのに、なんで敵も追ってきてないのに簡単にアバウトなロングボールを蹴るんだろうか…。

そして千葉ちゃん。もうダメでしょ、酷すぎる。
千葉を見ていて「失点が増えそう」と嫌味を書きましたが、本当に失点が増えてきて笑えない状況。

前節と比べると良いプレーも何度かありましたが、致命的なところ(失点シーン)で仕事が出来ていない。2失点ともしっかりとボールにアプローチして弾いていれば事件にならなかったはずなのに、どちらも触る事ができず。いや、1失点目は手で弾いてごまかそうとする最悪なプレーでした。

前線、中盤がしっかりと守備を頑張ってくれるのにあんなプレーで失点していたらガックリくるわ。

交代で入ってきた吉野も何もしていない説がありますが、次節はセンターバックに据えて試すなど、ちょっと変化が欲しい。あまりにもメンバー固定し過ぎて疲労も含めて戦えてない気がします。

攻撃面ではそこまで不満はないものの、川辺の好調を活かしてみたい欲があります。

一回、パトリック1トップで川辺をトップ下にするとか試して欲しい。少し目先を変えていかないとこの先は相手の対応にあって攻めあぐねる可能性もあります。今の広島を見ていると並びを変える怖さよりもこのままズルズルと勝ち点を逃す怖さの方があります。

次節まで一週間空くのでしっかりと休養をとって、リードしている時のゲームの終わらせ方をしっかりと意思統一して欲しい。こんな試合をしていては本当にダメです。

しっかりしてくれ!林卓人!(と和田、千葉)


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