新居に引っ越してきておよそ３ヶ月。
もう顔も見たくない、会いたくもない。
そう思っていたのにヤツはひょっこりと現れやがった…！
「よう、元気かい？相変わらずだな。」
まるで旧友に会ったかのように悪びれもせずに唐突に。
こちらは心の準備も出来てなかったし、まさかこの場所までのうのうとやって来るとは思いもよらなかった…。
通称 「Ｇ」。
要するにゴキブリなんですけど。
黒光りする羽。全然音を立てないのに、動くと「カサカサ」と聞こえる感じ。
生理的苦痛は雨上がり決死隊のホトちゃんと同等ぐらい。（同等？）
とりあえず絶対に仕留めん！とゴキジェット片手に追い回す私。
ただならぬ気配にカサカサと逃げるゴキｂ・・「Ｇ」。
一瞬の停滞を見逃さずにゴキジェットを猛烈に吹き付ける私。慌てて逃げる「Ｇ」。散布したスプレーでこける私。痺れながらも逃げる「Ｇ」。立ち上がりながらスプレーを吹きつける私。ひっくり返りながら羽をバタつかせて逃げる「Ｇ」。追い詰める私。寝室に逃げ込む「Ｇ」。四つん這いで追いかける私。
そんな死闘を繰り広げ、いつしかそこにはライバルの域を超えた友情が芽生えるはずもなくとどめのスプレーで確実に仕留めました。
はぁ…疲れた。