2019 第6節 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪

開始10分が全てでした。

2分、7分と立て続けに得点を奪えた時点でガンバとしてはプランが大崩れで相当キツかっただろうし、広島としては余裕が生まれてかなり楽になりました。

終盤にはダメ押し点を決める事もでき、広島にとっては会心の試合でした。

ガンバはやっぱりアデミウソンが一番怖かったです。ボールを持つと一人で何かできちゃうのが厄介。後は倉田、そして遠藤ですね。ファン・ウィジョは活躍できるスペースが無かったし、シュートもさせなかったので完全にストロングポイントを消せてました。小野瀬はとにかく運動量が脅威で、大体どこにも顔を出してくるのが嫌。でもゴール前での仕事はさせなかったので広島がしてやったり、だったかなと。

試合を振り返ると、開始直後から思いっきり圧力をかけて得点を奪い、後はカウンター狙いで試合を終わらせる。なんとなく2015年を彷彿させるような試合展開だったと思います。

順位的にも昨季と同じような状況になりつつありますが、パトリック一人に頼らない部分、選手個々の成長曲線が上がっている事を考えると、状態は良いのではないでしょうか。何より奇跡的にギリギリで勝ち切ったような薄氷の勝利というわけでもないので、その点でも確かな上積みを感じます。

この試合、一番のトピックとしてあげたいのは川辺です。
ようやく川辺が得点しました。後半85分という時間帯でしたが、東口が見送るしかないゴール隅へのシュートを決めました。今の状態の良さが得点という形になったのでしょう。渡へのラストパスも良かったし、ボランチだけではなく、シャドーでも怖さが出てきています。これは心強い。

野津田、頑張ってました。アシストも決めたし、周りがよく見えてる。
でもな。カウンターでボールを受けた時、前に進むのではなく直ぐに味方の上がりを待って止まったシーン。ああいうところやで!あそこで怖い選手になれるかどうかになるんやで!もっと自分を出して勝負して欲しい。

それから大迫、素晴らしい。
シュートが正面ばっかりだったのはポジショニングが良いのだろうと思います。もちろんDFがコースを限定しているのもあるんだろうけど、確実に最適なプレーを選択する姿勢は信頼感が増します。

今節で特筆すべき点は、組織だった守備でしょう。本当に美しさすら感じました。チャレンジする選手、カバーする選手、スペースを埋める選手。スイッチを入れるタイミング。多様に変化しながら、それでも尚、これだけ守備が美しいと思ったのは初めてかしら、と思うぐらい整備された、まさに防壁だったと思います。

これを続けていければ大崩れはしないでしょう。

ボールをなかなか握れなかったのは試合展開からして、致し方なし。むしろ課題は、カウンターをシュートで終わらせる事が出来ない事ではないでしょうか。

サイドでこね繰り返しているうちに奪われて守備に戻る、というシーンが何回もありました。あそこの精度をもっと上げていけば相手も疲弊してくるし、追加点のチャンスは増えると思いますので、確実にシュートで終われるようにして欲しい。

話は変わって広島ホーム戦の解説人問題。
森崎浩司、かなり良かったのでは?少なくとも吉田、中島両名よりは100倍良かったと思います。

前は広島の事ばかりで、たどたどしい解説でしたがこの1年で慣れてきたのか、かなり解説の腕も上がってきていました。

もう少し俯瞰して各チームの状態(どうして上手くいってないのか、どう対応していったのか)を具体的に解説してくれるようになったら、広島ホーム戦の解説人問題は解決するでしょう。

さて、それはともかく。この良い状態を保ってのACLグループステージが再開です。
リーグメンバーがこれだけ良い結果を残した以上、サブ組も結果を残さないとなかなか割って入る事はできません。

城福監督には、そういう危機感、競争意識をしっかり煽りながらチームマネージメントをしっかり継続して欲しいと思います。

頑張れ!サンフレッチェ広島!!


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