2018 第13節 サンフレッチェ広島 vs ヴィッセル神戸

まさに薄氷の勝利。
結果は2-0と完勝ですが、2点目が決まる後半追加タイムまでのおよそ20分間はひたすら耐えに耐えた試合でした。

ポドルスキが居たら、ウェリントンが最初から先発していたら、果たして…という内容でしたが、勝点3を獲れたという紛れもない事実は動きません。最後まで粘り強く戦った選手にはありがとう!と、お疲れ様です。

前半は「回させている」という感覚はありました。20分過ぎには前線がスイッチとなって守備の圧力を強めてからボールを奪いきるところまで出来ていました。

そんな中、ササショーの飛び出しに柏が上手く合わせてスルーパス、PAに侵入するところで相手選手の足が引っかかってPK。

キッカーは青山。その光景を見た瞬間、「あ、外すな」という第六感が働いたのですが、そんな私の予想とは裏腹に完璧な位置に決めて先制点。

後半もボールを持たれているものの、まだ「回させている」という気持ちで見ていましたが、ウェリントンが入ってからはシンプルに彼を狙うボールを入れてきて何度も決定機を作られました。ここからは潮目が変わって「耐える」時間帯に入りました。

吉野、川辺という、いつもの面子を入れるも流れは傾かず(というか、最近はあんまり流れが変わらないからフェリペとかボールをキープできる選手の方が良いんじゃないだろうか、と思う)、ゴール前ではじき返しては拾われて攻撃を受け続ける、という厳しい時間帯が続きます。

耐えて耐えて、試合終了が見えてきた90分過ぎ。
レアンドロがもたついた隙を逃さずボールを奪うと走り出したティーラシンにパス。目の前の広大なスペースを駆け抜けて、最後はゴール前に走りこんだパトリックへ。それをしっかりと詰めたパトリックが待望の追加点。

残った時間もしっかりとゲームを締めて、相手に得点を許さず2-0で勝利。非常に厳しい内容でしたが、しっかりと勝ち点を獲りきってリーグ連戦を乗り切りました。

ほとんどメンバーを変えなかった事によって、特に後半は足が止まり、なかなかプレッシャーが掛からず「しんどい内容」でした。

勝っている、負けていない状況でなかなかメンバーが替えづらかった部分はあるのでしょう。それにしても2~3人は入れ替えるべきだったのでは?と思います。無失点で終える事ができましたが、何度も決定機を作られた後半は選手を責める事は出来ないでしょう。むしろ良く耐えたな、と。

これで一週間のブレイクがあります。リーグメンバーはこれで少しは休めるでしょうし、カップメンバーは「やってやる!」という気概を見せて欲しいですね。

一点だけ。 渡が凄い良かったと思います。
悔しい交代を2度も味わった事は無駄じゃなかったです。「おぉ、これが渡か」というような強引なプレーと献身性で再三の先発起用に応えました。城福監督もこれにはニンマリだと思います。

13戦を終えて11勝という驚異的な勝率を出す今季の広島。
数字のわりに試合を観ていても「強い」という感じはあまりしないのですが、一人一人がタスクをしっかりとこなしている事が負けていない要因なのでしょうか。サッカーが「チームプレー」である事を再認識させてくれます。

ルヴァン杯を挟んでアウェイ仙台戦。アウェイの仙台戦は「勝てない」イメージですが、川崎、浦和、鹿島を乗り切った今のサンフレッチェなら対等に勝負が出来ると思います。

(もう残留は間違いないですが…)勝ち点40を目指して一つでも多くの勝ち点を積み上げましょう。頑張れ!サンフレッチェ!!

(追記)
森保さんが試合を観に来てましたね。
今のサンフレッチェを見て何を思うのでしょうか。和田、ササショー、パトリックと昨年は居なかったメンバーが居るので比較対象にはなり得ませんが、稲垣と青山のコンビを見て「上手く使ってやれなかったなぁ…」とか考えてそうです。

今回の来訪はワールドカップ絡みだと思うけど、本番のU21代表監督、頑張って欲しいですね。森保監督の守備ベースで行けば良いところにたどり着けると思います。頑張れ!森保ジャパン。


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